医療保険は必要?不要?見分がつかないときに読む解説

みなさんこんにちは、事務屋ひばさんです。

みなさん、医療保険って入っていますか??

私自身は、42歳女性、子一人で介護保険が一つと・・あと、女性特有のがんとか先進医療特約のついたやつと・・二つくらいに入っていますが、ここだけの話・・

ちゃんと保障内容を覚えておりません!!

曲がりなりにも、会計の情報を発信するブログで、FPなんかもやっておりながらコレじゃいかんだろ!

という感じですが、仕事ならともかく、自分のコトトナルト・・性格がバッチリ表れますね!

そう、でもきっとみんなそうじゃないですか・・?全国民の何割かはきっとそう!

・・いや、いかんいかん!

というわけで、今回は初心にもどって医療保険について考えて見ようと思います。きっと、この記事を終えるときには、医療保険についても方向性が見いだせるはず・・

同じように、「今入ってる医療保険ってどんなのだっけ。。」「一体どんな医療保険に入ったら良いのやら・・」「ん??そもそも医療保険ってなんだ!?」「大変だー!

という方は一緒に見直してみてくださいね(^_^)

目次

医療保険は何のために入る??

さっそくですが、「何のために医療保険に入る」のでしょう。。

ここを間違えると、

安かったら入った!

とか、

社会人のたしなみとして!

とかいう理由でウッカリ加入してしまいます・・。

まあ、その分保障はあるのですが・・考えて見てくださいね。

一月980円程度で安い!!と加入したとしても、二十歳で加入して終身の場合・・80歳まで生きたとしても

980円×12ヶ月×60年=705,600円

を生涯払い込む計算になります。

このうち、ケガや病気などで保険金を受け取る機会もあるかもしれませんが、たとえば日額3,000円くらいを入院日数に応じて受け取る感じです。

月額は安くても、保険は「一応、けっこう高い買物だ」という意識は持っておいた方が良いでしょう。

この上で、「何のために保険に入るのか」と言えば、

ケガや病気になったときの、金銭的な保障を受けるため!

ということですね!!

ケガや病気になったとき、手元に貯金がなければ病院代や薬代が払えず、受けたい治療が受けられない可能性があります。

また、一家の大黒柱であれば、仕事を休んだ分収入が減って、治療費だけでなく生活費に影響が出る場合も考えられます。

こういった点に備えていくのが「保険」と言うことになります。

ですので、社会人になったとしても

実家の協力も強いし、多少入院してもあんまり家計に影響もないな!

という場合は別にたしなまなくても良いかもしれないですね!

医療保険は不要??答えは「人によって違う!」

ここまで読んで頂けると、

あれ??もしかして・・必要な場合と、いらない場合がある??

とお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。

そう、多少入院したとしても

貯蓄があって、そこから医療費が出せる。

実家住まいなどで、家計費を出してくれる家族がいる。

というご家庭もあれば、

自分が一家の大黒柱で、1日でも休むと生活が詰む。

共働きだが、医療費などで特別に資金が出てしまうと非常に生活がつらい。

定年退職してしまい、今後年金だけになるので医療費が出るとつらい。

逆に、定年退職したけど、保障はそんなに手厚くしなくて良いと思っている。

などと、その人の生活環境や家族の状況、年齢などによって「医療保険」を必要としているかどうかは全然違ってきます。

また、同じ年齢や状況でも、考え方次第では「もう必要ない」「まだまだ必要」「どうにかなる!」「不安で仕方ない」などと変わってきます。

ですので、保険が必要か否か、という点については

シビアに、病気などになった場合に金銭が足りなくなるかどうか

をシミュレーションし、その上で

必要と感じるかどうか!

を自身の心と相談するべきかと思います。

医療保険が必要な人と、いらない人。

というわけで、一般的に医療保険が必要と思われる場合を考えて見ますと、

  • 万が一ケガや病気になったとき、資金が確保できない。
  • 万が一ケガや病気になったとき、生活費にも影響がでる。

場合かと思います。

とはいえ、「でもなー、将来のことなんて分からないし~」という場合は、まず明日入院となった場合を考えて見ると上手にシミュレーションできるかと思います。

「あっ、今お金ないじゃん!病院は・・我慢かな・・?」

という場合は、万が一の時もお金がない確率が高くなるかもしれません。

ただ、医療保険についてはいろいろと考え方があり、

いやいや!!!だったら、万が一のために積み立てしておけば良いじゃん!?

と思われる方もいらっしゃると思います。

月々の支払い保険料と、いざというときにもらえる金額を比較し、いざとなったらもらえる予定の金額を目標に、毎月積み立てていく方法です。

保険金が50,000円入る!という場合であれば、毎月4,200円程度を積み立てておければ、1年で積み立てが完了します。終身で何十万も払うか、自分でいくらか積み立てるかは、今度は自分自身に

ちゃんと使っちゃわないで、積み立てられるかな・・?

と相談してみましょう。

この「自分で積み立てれば良いじゃん!」方式を採用した場合で、「あぁ・・この金額はちょっと対応できないな・・」という金額の保障が必要になった場合に加入を検討すれば良いと思います。

一方で、医療保険はいらないかな?という場合は

  • 自己資金が結構あり、多少の医療費には対応できる。
  • 実家で生活費の面倒を見て貰っているなど、病気やケガなどで生活費に影響はでない。
  • 子もみんな独立し、とりあえず医療費だけ確保すれば足りるので、そこまで深刻に考えていない。

などといった場合です。

とはいえ、

掛け捨ての安い保険は自分で蓄えてどうにか対応できそうだけど、がんとかお金かかるものは自信ないな・・

ということもあると思います。

まさしく、この「自信ないな・・」という部分について、保障を詰めて考えて行けば良いと思います。

そもそも医療保険って・・何!?

今回話題にしている「医療保険」とは、民間の保険で任意に加入ができるものです。

この「医療保険」。そもそもどういうもの!?・・ということなのですが、平たく言えば

「医療費」の支出に備えるもの!

ということになります。

日本は、「国民皆保険制度」といって、全員健康保険などに加入することになっており、皆3割負担とか1割負担とかで病院にかかれることになっています。

ですので、万が一の病気やケガで病院に運ばれたとしても保険証を見せれば法外な治療費を請求されることなく済みます。これは、総額で10,000円かかる治療費であっても、負担割合3割であれば3,000円(10,000円×3割)支払えば済むということです。

この公的な保険制度に対し、

自己負担分に対しても備えておこう!!

というのが民間の医療保険になります。

公的な医療保険制度には、高額医療費制度というものも有り、年齢や所得によっても変わりますが

「一ヶ月当たりの自己負担限度額」があります。ですので、実際ひと月に1,000,000円の医療費がかかっても、自己負担分は3割であれば300,000円が窓口で支払うことになり、さらに自己負担限度額が80,000円の時は

80,000円を負担すれば・・足りる!

ということになります。

すごいですね!!

いや・・でも、月80,000円・・十分高くね・・(^_^;??

ということで、この80,000円(自己負担分)に備えるのが民間の「医療保険」と言うことになります。

月々80,000円程度ですので、日額にすると80,000円÷31日は約2,500円となりますので、この程度の金額を確保できれば良いかと思います。

ですが、実際には病院での部屋代だったり、通院にかかるタクシー代などもかかりますし、家族が多ければ外食が増えたり入院のために用品を買いそろえたり・・などと言ったことも考えられます。最低限で3,000円程度、5,000円~10,000円ほどあれば安心なのかな??といったところかと思います。

家族構成や貯蓄の状況なども見て、ご自身に必要な保障額を見積もって見てくださいね。

高額療養費については、過去の記事で調べたものがありますので気になる方はこちらもどうぞ。

自分の保険を見直してみよう。

ついにやってきました、自分の保険の見直しです。

まず、私自身、何に備えたいのかを書き出してみたいと思います。基本ですね!

  • 短期入院程度までは、なんとか貯蓄のなかからやりくりし、高額な医療費に備えたい。
  • 年齢も年齢なので、がんにはいくらか備えておきたい。
  • こどもが小さいので、まだまだ病気で参るわけにはいかない。
  • それほど収入があるわけでないので、介護とかにもできたら備えたい。
  • 先進医療とかも一応備えたい。

といった感じです。

保険に対する自分の考えをただただ列挙しただけみたいですが・・まあ、こんな感じです。

思いついた順にかきましたが、先に思いついたものほど優先順位が高いと思いますので、できるだけこの順で今度は「必要保障額」を見積もってみることにします。

みなさんも、「どういう保険に入ったら良いのかな??」と迷ったら、まずはご自分の希望を書き出してみると迷走しないですみます!

がん保険の必要保障額を考える。

早速ですが、先に書き出した自分の希望に添ってみますと、まずはがん保険を検討することになりそうです。

がんの治療費っていくらぐらいかかるのでしょう・・?

ネットで「がん 療養費」などと検索しますと、保険会社のHPが結構でてきまして、がんの部位やステージ、入院か通院か、また治療内容によって変わることがよく分かります。

入院治療の場合は7万程度、通院の場合は6千程度が平均・・というデータもありますが、果たしてそれですむのか・・?

いや、そんなことあるまい!

と思いつつさらに検索を進めると、対がん協会のHPより「がんによる生涯医療費の推計と社会的経済的負担に関する研究」というものを見つけました。

こちらでは、「2005年1月から2015年9月までの保険組合データを用いて、5年間のがん医療費について検討」した結果になっています。

参考 研究課題名:相談支援センターの機能の強化・充実と地域における相談支援センターのあり方に関する研究/日本対がんセンター )

がんは長期で再発などを見ていなかければならないと思いますので、やはり備えるには長期的にいくらかかるかを考えて置いた方が良いのでしょう。

研究では、乳がんを対象にしていますが、1年目に多くの医療費が出ていること、また部位によっては5年間の総額で2,000千円弱から6,000千円弱の医療費がかかっていることが読み取れます。

がん以外の考えられる病気に対する保障。

病気はがん以外にもたくさんあります。日本人の死因の上位を占める疾患が「心疾患」と「脳血管疾患」が日本の三大疾患と言われています。がんはならなくとも、このどっちかになる可能性もあるわけですね・・。

しかし!すべてに備えるのは・・ムリなのでは!?

そうですよね、がんも備えて・・心疾患にも備えて・・脳血管疾患にも備えて・・とか全部の病気に備えるのは可能かもしれないですけど、非常に大変そうです。

がん保険とならんで、「三大疾病保険」というのも存在します。

比べて見ますと、三大疾病保険の方が広く病気に対応していますが、その分保険料が割高。

一方で、がん保険の方はがんに絞っているために保険料が安いイメージです。

備えはあったにこしたことはないのでしょうが、過度に心配してもストレスですし、支払うことになる保険料を見比べて、できる範囲で備えて行くことにします。

介護保障はどうだろうか。

将来介護が必要になった場合、給付を受けられる保険もあります。

いざ自分が介護が必要になった場合、どうなるでしょうか。。まず自分は働けなくなるかもしれませんし、自宅を改修したり、介護を受けることで家族が働きにでるのも難しくなる可能性もあります。

ということで、私は介護保障も一つ加入しています。要介護になったら年金の様にいくらかずつ保険金を受け取ることができますが、加入時に検討した必要保障額をカバーするには支払いの保険料がいささか高く、なんだか中途半端な額をかけています。

ないよりはあった方が良いだろう的に入ったのですが、自分的にはちょっと見直しをかけたい保険ではあります。

先進医療はどんな状況か。あんまりないのでは!?

あんまりないだろう!

と思っていたのですが、以前こどもの共済を検討した際、意外と先進医療が用いられる例もあるのだと知りました。

私自身は、唯一入っている医療保険で先進医療特約をつけています。

結論。

結論、私自身としては、がん保険を前向けに検討したいなという点と、介護保障はちょっと見直しをかけたいなと言う結果です。

保障はあった方がいいな!!

とはいえ、現時点の収入から考えて・・保険で今の首を絞めてしまうのはちょっと・・!?と思っているからです。

もちろん、保障はあった方が心強いのですが、備えられるだけの経済的な体力がないと、今の自分の家計が先に崩れてしまいかねません。。

ということで、現時点でできるのはがん保障を検討しつつ「健康的な生活で三大疾病とか介護から遠ざかれる様な生活を心がけよう!!」ということです。

皆さんはいかがだったでしょうか?

自分が

欲しいな・・備えたい!

と思うポイントは見つかりましたか??

欲しいと思ったもの以外は解約で良いと思いますし、欲しいと思ったものは、あとはお財布と相談したりして決定していけば良いと思います。

医療保険自体、必要保障額にしても人によって

「いると思う」

「そんなにいらないと思う」

と価値観によって分かれるものだと思いますので、しっかりと自分の希望を見極めて、加入等の判断をしてみてくださいね!

まとめ

以上、今回は「医療保険」は結局いるのかどうか・・!?

という点について、実際に私自身の見直しなどと絡めてご紹介してみましたが、いかがだったでしょうか?

家庭の状況や、健康に対する不安感、経済的な余力などなどによって、正解がない世界だと思います。

ですので、

私の保険・・あってるのかな??間違い??

などと心配せず、冷静に「欲しい・必要な保障はどんなもの??」と考えながら見極めて見てくださいね!!

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