
**こちらの記事は、2016年の消費税率に基づいて記載しております。
現在と異なる環境がありますので十分ご注意ください。
みなさんこんにちは、事務屋ひばさんです(`・ω・´)
気になることが出てきました。
先日、ガソリンの請求書が会社に来たのですが、どうやら・・軽油を入れているのです。
会社所有の車両ごとに、給油のカードというのがあるのです。
給油をするたびにガソリンスタンドでカードをだしますと、1か月分の給油代が請求書となって会社に飛んでくる手筈です。
で、明細を見ますと
「11月 〇日 レギュラー 20.70リッター 単価108円 ご請求額・・」
などと書かれているわけでありますが、
中に
「軽油 44リッター」
などと書かれています。
え・・いいんですか?軽油入れて・・?
リッター数が違うので、別の車両の給油にカードを使ったのかしら??
とも思ったのですが、そもそも、ディーゼルのクルマ持ってないですもん。
なんかイロイロハテナマークが出ましたけど・・
今日のテーマは、軽油の消費税です(*’ω’*)←いきなり
軽油には軽油税
正式な(?)名称を軽油引取税と呼びますが、なんと軽油には「軽油税」なるものがかかります。
リッターあたり、32.1円の軽油税がかかっているのですが、経理的に気になるのは消費税の処理です。
「あ、ガソリンの請求書ですね~。ふむふむ、今月は22,050円ですか!やればできるじゃないですか!」←なにが
といって、ガソリン代を会計ソフトに入力しますね。
来月末の支払いなどですと、
旅費交通費 / 未払金 22,050円 当月ガソリン給油代
などと入力になるでしょうか。
ところが、ここに軽油代が含まれている場合、消費税の額を注意しなければなりません。
なぜならば、軽油税には消費税がかからないからです。

税金(軽油税)に消費税がかからないように・・!
軽油引取税を分解すると・・
知らなければ良かった・・
知らなければ、そのまま消費税も仕入税額控除できたのに・・という方には申し訳ありません・・。でも、知ってしまった以上は、正しく処理しなければ・・なりません
軽油を購入しますと、
軽油本体の金額 + 石油税 + 軽油取引税 + 消費税
の合計額が請求されます。
このうち、軽油本体と、石油税には消費税がかかりますが、軽油引取税には消費税がかからないのでありました。
「だって税金だもの、改めて消費税なんてかからないよ!」
というと、



あっ、なるほど~!
と言いやすいですが、あろうことか石油税には消費税がかかります。とはいえ、石油税は請求書には載ってこないので、アウトオブ眼中でOKです。
ですので、軽油が出てきた際の仕訳は、
旅費交通費 / 未払金 〇△✕円 ガソリン、軽油代 (←本体価格と消費税額)
租税公課 / 未払金 ◇〇✕円 軽油税
と、仕訳を分けて入力します。
今回は、ほんのちょっとの給油でしたので、金額的にもほとんど影響はないのですが(このあと、車両が黒煙を吹けば別です)、軽油税にも気を付けて処理していきましょう~!


コメント
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教えて頂きたいのですが、よろしいでしょうか。
こちらの仕訳を参考に、支払時は
未払金/普通預金
支払手数料/普通預金
で良いのでしょうか。
振込手数料はこちら負担です。
よろしくお願いいたします。
sakura様
コメントありがとうございます!
返信まで1か月もかかってしまい、申し訳ありません。
既に解決されているかと存じますが、念のため・・
発生時、記事の通りに仕訳た場合は、支払い時はその通りで問題ないと思います。
チェック方法としては、入力した後に合計残高試算表等で残高を確認してみることです。
普通預金、未払金などの残高もチェックして、おかしい数字になっていなければ、正しく入力されていると
思いますよ!
ありがとうございました(*’ω’*)