みなさんこんにちは、事務屋ひばさんです。
みなさんは「料金別納郵便」って聞いた事がありますか??
ちょっと前から気になっていた制度だったのですが、今日はこの「料金別納郵便」にチャレンジしてみましたので、ご報告までにまとめて見ました。
実際の流れと、注意点、別納のマークの作り方、やってみての感想などありますので、ご興味を持たれた方は是非チャレンジしてみてください~♪
料金別納ってなぁに??
郵便物を差し出すとき・・特に請求書などをまとめて発送するときなど「1回の差出量」が多いとき・・
必要な切手をあらかじめ用意することって面倒ではありませんか!?
すでに月末の請求書を出す段階で、「何通出す」かはわかっていると思うのですが、実際はぎりぎりになって増えたり、1通あたりの封入量が増えて準備した切手の料金が変わったり・・など、余裕をもって準備しなくてはなりません。。
そして、封入作業が終わったらひたすら・・ぺたー・・ぺたー・・ペター・・←切手貼り
こんなとき便利な「料金別納」という制度なのですが、
あらかじめ一通一通に切手を貼って準備しなくても、郵便局に持ち込んで、まとめて精算ができるサービスになります!
ですので、手元に切手がなくてもOKなのです!
切手を貼らずに郵便局窓口へ持ち込む場合、窓口で切手を購入するか郵便証紙を貼られることになるかと思うのですが、請求書などの通数が多い場合、・・非常に申し訳ない気持ちになります(一通一通に切手や証紙を貼るので手間なのですね)。こんな時、別納郵便であれば封書にはすでに「別納」と表記があるので、あとは料金などをチェックして精算するのみ!!!非常にスムーズ!
手順としては、
- 普通に、封書を準備する(10通以上)。
- 封筒に「料金別納郵便」と表示する。これは、封筒に印刷しても、スタンプでも、ラベルでもOK。準備できない場合は、郵便局でもハンコを押してもらえる。
- 「別納郵便物等差出票」に、郵便物の種類や料金、通数などを記載する。
- 郵便局窓口へ持参し、郵便料金をまとめて支払う
というステップを踏むだけで、大量の郵便を差し出すことができ、切手でドキドキすることがなくなります。
ステキ!!
とはいえ、いろんな記念切手を選んで貼る楽しみもありますからね。当初は乗り気ではありませんでした。。
しかしながら、どうやらあの「料金別納」のマークの中に広告を入れることが可能だというではありませんか!
そう、切手でなくとも請求書の差別化を図る(?)こともできるのです!
そうか・・。あの「別納マーク」に我が社のロゴを入れることも可能ということか・・。やってみても良いかも!?
というわけで、郵便局のHPで別納についてよくチェックしてからトライです。
(参考) 料金別納/郵便局
それでは、手順に従って見てみましょう~(^^♪
郵便物の差出は、1回10通以上を準備すること。
料金別納郵便は、1回あたりの郵便物が10通以上で利用することができます。
少数の差出の時は、通常通り切手を貼ってポストにインしましょう♪
ちなみに、郵便料金は近々改定になるニュースがありましたが、こちらのページで現時点での料金は確認できますので、チェックしておきたい方はこちらからどうぞ・・!(参考「国内の料金表/JP」)
さあ、郵便物が10部以上になる!となったら次に進みます!
「料金別納郵便」の表示を準備する。
「表示の準備」って??
と思われそうですが、単純に
①直接封筒に印刷する もしくは・・
②スタンプを作って押す または・・
③ラベルに印刷をして封筒に貼り付ける。
のパターンが使えるかと思います。
いずれもできない場合は、郵便局で受け付ける際にスタンプを押してもらえます。
ひばさんのところでは、③の「ラベルに印刷をしておき、封筒に貼る」ということにしてみました。
次からは、③のラベルに印刷をして封筒に貼付ける方法をご紹介してみます!
「別納料金郵便」表示をラベルで簡単印刷!
完成予定はこんな感じです。
パソコン、プリンター、それからシール地の用紙があれば簡単にできてしまいます。
①のスタンプや、②の直接封筒に印刷するパターンですと、ダイレクトメールを送る際に使用する「ビニール製の封筒」に対応できないため、却下しました。
すでに、紙製の封筒を使うことが決まっている場合は、直接印刷したり、スタンプでも十分かと思います。
今回は、ラベル用紙に別納マークを印刷しておき、封筒に貼り付けていく作戦です。これですと、通常の紙封筒もOK、ビニール製の封筒にもOKです!
さてさて、方針が決まったらば早速作成にかかります♪
今回ご紹介の料金別納のマークは、1からの自作ではなく・・ネットでダウンロードさせていただいたマークをワードで加工しました。
加工といっても・・マークの下部分に会社のロゴを入れる。ただそれだけです。具体的には・・
マークの下部2分の1スペースに広告を入れたいと思います。
この広告は、「差出人の業務を示す広告」と郵便局のHPにありましたので、とりあえずは会社のロゴマークを入れる事に決定。
ワード上で、せっせと会社のロゴをコピーして貼り付けて行きます。特別なテクニックは一切使いません。←アナログ。
コピーして貼り付けて、サイズを調整してそれっぽく見えたらOKです。おぉ・・なんという大雑把・・
料金別納マークの上部は、通常「郵便物を差し出す郵便局」を表示するのですが、郵便物の外部に、差出人の住所氏名などが明瞭に表示されていれば省略が可能とのことでした。今回は、会社の封筒を利用する前提ですので、上部は空欄にしております(封筒に会社名と、住所がすでに印刷してある状態です)。
さて、そんなこんなでマークができましたら、各ラベルにマークをコピーして・・完成です!
写真では、別納マークの下部と、封筒の下部に、実際の会社のロゴが入っておりますので、申し訳ありませんが・・消してあります!汚く消してある箇所に、ロゴが入っていると思って下さい・・。
あとはラベルをプリンターで印刷して、封筒に貼れば完了です!
ラベルの印刷については、こちらで少し詳しく解説していますので、今回「???」となった方はこちらも参考にしてみてください。
ちなみに、このマークですが、サイズがちゃんと決められており、
「丸は直径2センチ~3センチ」
「四角のタイプも、縦・横ともに2センチ~3センチ」
なのだそうです。
今回は、経費節約のため(?)普段宛名ラベルに使用しているラベルを利用して作成しましたが、1枚の宛名ラベルに、ちょうどマークが2個横並びになるように印刷をしたところ、既定のサイズに収まる様になりました。
使用しているラベルの品番はA-ONE28316でございます。が、先ほども申しました通り、もともとは宛名ラベル用でございますので、貼り付ける際はラベルをカッター等で切らないといけないですね・・。そして、なんと今では100均様にもラベルはあるとのこと・・。一時的に使いたい場合は100円で調達してもよいかもしれません。
一応、出来上がったものを郵便局に持っていってチェックをしてもらえば安心です!ひばさんも最寄りの郵便局で相談したら、ちゃんと寸法等のチェックをしてもらったうえで使用開始としました。
いや!ちょっとまて。結構面倒くさくないか!?
いや!最初はやる気あったけど、・・めんどくさ!!?
と思われた方、いませんか!?
そう、・・実は安上がりになる上に差別化もできていいなと思ったんですけど、結構・・面倒くさいです(感想)。
そして、ラベルシートも結構するので、果たして・・安・・上がり??という疑問も。
今回のラベルは、1シートから42個の別納マーク達が取れます。かわいいですね!
ラベル自体は100シート入りで5,610円という値段。宛名ラベルとも兼用するので・・大体半分が別納マークに使うとして・・50シート×42個=2,100個の別納マークが取れるけど、50シートあたり5,610円÷2=2,805円か・・。1個のマークあたり1.3円。これに・・結構めんどくさいという心理的ストレス(?)。
どうしたらめんどくさく無いかと突き詰めたところ、これがよさそうです。その名も・・料金別納シール。
こんなのがあったのか・・今までの苦労って・・
郵便 料金別納 ラベル シール 25枚×20シート 500枚 ■郵便 別納 20シート■ 価格:578円 |
500個のマークが確保できて578円・・?。1個当たり1.156円。ぎゃふん・・
「やっぱ会社のロゴとかはいいや!そもそも封筒は会社のデザインのものだしね!!」
などとさっさと路線変更した方は、市販の料金別納シールもお考え下さい(^^♪
ちなみに、②の「スタンプを押して別納郵便にチャレンジ」したいときは、こんな感じのスタンプがあるようです。
価格:1980円 |
さらに、今回「めんどくさいじゃないか!!?」となった「会社のロゴを入れる件」についてですが、スタンプに会社のマークを入れることもアリのようです。
料金後納 料金別納 スタンプ 3030タイプ / 四角型21×26mm サイズは微調整も可能です。brother stamp ブラザー スタンプ 価格:4070円 |
次々と・・今回の努力は一体・・??なアイテムが出てきます・・。でもいいんです、手元にあるものでやろうとしたらこうなったということで。。
紙の封書であれば、別にスタンプでも問題なし!!なわけですので
別納シールもいいけど、やっぱり会社のマークとかロゴ入れたい!!
というときは、こちらでもいいかもしれないですね!
今はいろんな料金別納グッズが充実しているようですので、ぜひお好きな別納マークを探し求めてみてください!
別納郵便物等差出票を記入します
こちらは、郵便局でもらうことができますが、差出人の住所・氏名の他、差し出す郵便の種類や金額、差し出す通数、金額などを記入します。
現金で支払いをする場合は、右上の『現金』欄にチェックを入れて郵便局に持っていきます。
切手で支払うこともできますが、重さを量ってもらったら料金が変わった・・!等でちょいちょい金額が変わることも考えられますので、貼らずに持っていった方が良さそうです。
ほんのわずかな差で料金が変わることが結構ありますので、「これはちょっとわからんな!」という封筒だけ記載しないで持っていくのもアリだと思います(窓口で測ってもらって書く)。
ちなみに、この差出票ですが、ネット上でダウンロードしたりエクセルで作れたら便利なのに~!と思うのですが、こちらは対応していないようです(2024.04.25現在)。
「別納」ではなく、「後納郵便」の場合は、郵便局のHPからダウンロード可能なので、この手書きの差出票がネックとなっている法人さんなどは、「後納」を探ってみるとよいかもしれません!!
いよいよ郵便局窓口へ持参する。
まだ、郵便料金を支払っておりませんので、ポストにインはできません。
郵便物と、別納郵便物等差出票、そして郵便料金をもって、郵便局の窓口へ行きましょう。
これで、別納料金で郵便物を差し出すことができます!
・郵便局の窓口に行かなければならない。
・マークに記した「差出事業所」で差し出すこと。
などの制約はありますが、あらかじめ差し出す通数を予測して切手を準備したり、ちまちま切手を張り付ける・・という手間が省けるのは非常に魅力的です!
気になった方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか~(^^♪
番外編★別納料金を利用した時の会計処理
ついでに、別納料金を利用した際の会計処理もチェックして終わりましょう・・。
請求書を送ったのであれば、通常通り「通信費」会社によっては「発送費」を使っていることもあるかもしれません。どちらでもOKだと思います!
通信費 / 現金 〇〇〇円 △〇◇郵便局 〇月分請求書発送 64通分
などで処理します。
1通1通処理せず、別納郵便でまとめて送った金額で起票します!
おまけに請求書を送る際の送付票ですが、わずかな重みで郵便料金が変わる・・ということも考え、しかし・・あまり小さいと同封しても気づいてもらえてないのでは・・!?という心配もあるのでA4判の半分で作っていました。
もし使いたい人がいましたら、こちらのページにアップしてますのでダウンロードして使ってみてください(^^♪
(参考) 請求書送付状/ビズオーシャン