実録!一人会社の年末調整を手計算でやる手順を紹介!(源泉徴収簿を作るのまき)

みなさんこんにちは、ひばさんです(^_^)

さて、今回は前回に引き続き一人会社の年末調整、源泉徴収簿を作ろう編です!

従業員さんがいる場合、記入の上提出を求めた書類3種が戻ってきたらの着手ですが、前半部分はあらかじめ進めておくこともできますので、戻ってくるまでの作業にしてもよいですね~。

さて、ではどうぞ!

目次

早速作ろう徴収簿。源泉徴収簿ってどれだ。

どれだ。これですね!

よく見ると、お手元の用紙は「令和6年分」って書いてるかもしれません。

じつは、これって「来年の1月から使ってね!」と送ってきている物なので、「令和5年分はどこだ!?」と思えば、去年の今頃開封したであろう「去年の年末調整関係書類の封筒」の中にあるハズです。。

とはいえ、内容は「令和6年分」と同じなので「え~・・でも来年使うんでしょ~・・困」という場合はコピーなどして使ってしまおうと思います。

私はですね、別に税務署に出す書類ではないので、「令和6年」って書いてるところに×印をして、「5」と書いて使ってしまいます。すみません・・あ、でも今年は「令和5年」があったからこっちを使いますね、一応・・ブログにあげる訳だし。

まずは賃金台帳的な物を作る。

賃金台帳、つけていますか??

つけていれば、超カンタンな作業ですが、ない場合は月々の支払い状況とかを確認しながら記入していきます。

私のところは、月々88,000円の支給に社保を引いて、税額もゼロなので極めて!シンプルな状態です。

月々定額であれば、支給金額はカンタンですはありますが、毎月違う場合は給与明細の控えなどで確認ができるかと思います。

また、毎年社会保険料が変わるタイミングがありますので、ココで間違わないように気をつけましょう!

できたら、縦の合計をそれぞれ取ります。①は総支給の年間合計、②は社会保険料で徴収された年合計、③は1年間で源泉徴収された合計額ということになります。

従業員さんがいる場合、ここまでであれば下準備ができる(従業員さんからの必要用紙3枚が戻ってくるまで)と思います!

いよいよ、年税額を計算すべし!

ところで、年末調整って何か・・というそもそもの確認をしておきますと、

年間で徴収した源泉所得税はザックリとした額なので、ちゃんと計算しなおす。

という作業になります。で、今からちゃんとした税額を計算する訳なのですが、これから計算してでた額が、上の③の額と比べて少なければ、差額を還付する流れとなります。

逆に、③の年間で徴収した税額が、ちゃんと計算した額よりも足りない場合は、残念ながら差額を徴収します。

さて、その計算とは・・ここでやります。

①、③の金額は、さっきの①年間の支給総額、③の年間の源泉徴収税額をそのまま書きます。

その後、⑨「給与所得控除後の給与等の金額」ですが、これは「年間は1,056,000円貰ってるけど、いくらか控除して良いよ~!」ということで「いくらか」控除した後の金額になります。

この「いくらか控除してもいい」というのは、総支給の金額によって決まっています。

年末調整関係書類が送られてきた封筒の中に、写真のお知らせが入っていると思うのですが、上の写真の右上のQRコードを読み込めば調べる事ができます。リンクはこちら⇨「国税庁/令和5年分年末調整等のための給与所得控除後の給与等の金額の表

1,056,000円を年間に貰った場合、この金額は550,000円を引いた金額になる、と読み取れます。

で、1,056,000から550,000を引いた金額、506,000円を⑪欄に記載します。

また、年末調整では聞いたことがある方がほとんどかと思いますが、社会保険料の控除や生命保険料控除、地震保険料控除などいろんな控除がありますが、それらの控除はここから下の⑬~⑰欄に書きます。

今回、私のところでは・・一応生命保険とかもあるんですが、なくても・・税額はでないので、使わないことにしました。もったいないですけどね、あってもなくても結果は変わらずなので。。給与から差し引いた社会保険料がありましたので、年額で給料から天引きして支払った分(写真では157,770円)を⑫欄に書き入れます。

さらに、誰でも使うことができる「基礎控除」が登場です。これは誰でも480,000円になります。忘れずに⑲欄に480,000円を書き込んでください。

他、皆さんは・・各種控除があったら各自書き込んでいただいて、最後に控除分を集計します。

私の場合は社会保険料と基礎控除で637,770円ですね!

あ!おわかりいただけますか!⑪欄の給与所得控除後の給与等の金額よりも多いですね!つまり、㉑欄の「差し引き課税給与所得金額は506,000-637,770=マイナスとなりますので、「0(ゼロ)」と書いて、となり㉒らの税額も「0(ゼロ)」となります。

住宅借入金とかあれば、次の欄で計算します。が、ここまでで税額ゼロになった場合は特に書かなくてOKです。寂しいですね。最終的に、㉕欄の年調年税額は「ゼロ」で終わります。

毎月ザックリ源泉徴収していた額はゼロでしたが、今回ちゃんと計算した税額もゼロということで、今回の例では特に還付も徴収もない・・という事になりました。。

さてさて、次回はいよいよ納付書を書きます。

そう、税金がなんにもなくても納付書を書かなくてはなりません・・めんどくさいですが、しっかり最後までやりきりましょう!

ところで、今回は還付も追加徴収もない例ですが、ゼロ納付の年末調整のイメージがつかめていない・・という方はこちらを参考にしてみてくださいね(^_^)(参考「年末調整で超過税額!?ゼロ納付の書き方と仕訳の仕方を解説。」)

(関連記事⇨「実録!一人会社の年末調整を手計算でやる手順を紹介!(準備編)」

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