
みなさんこんにちは、事務屋ひばさんです。
皆さんの会社では、健康診断していますか??
いや・・「していますか?」って聞き方はアレか・・ダメか・・。
事業者は、年に一回は従業員に健康診断を受けさせなさいよ~!っていう決まりがあって(労働安全衛生法)、また従業員も拒否せず受けなければならないことになっています。。
去年は、年末ぎりぎりにやったな~・・
と思いつつ、今年も同じところに頼もうかなぁ~・・
と情報収集をしにネットを見ると・・
なんか・・
え・・
む・・?
健康診断って難しくないですか?
いろんなところでやってるし、いろんな種類があります( ゚Д゚)
なんだかよくわからないので、健康診断とは一体何なのか・・そして、どこに頼めばいいのかを調べて見ました。
法定健康診断は会社の義務!
会社にもいろんなチラシが来ます。健康診断に関係のありそうなチラシと言えば、「生活習慣病予防健診」と書かれたものです。これが会社がやらなきゃいけないヤツ・・?
と思って調べてみました。が、どうやらそれは別なものの様。
会社がやらなければならない健康診断は、「労働安全衛生法」に規定された健康診断の事で、一般健康診断と呼ばれています。雇い入れ時や、年に1度の定期健康診断、その他、深夜業などの業種の違いによっては別箇必要になる診断もあります。
これは、お近くの病院やクリニック、健診を専門に行う施設などで受けることができます。
法定健康診断や、定期検診などとも呼ばれますが、診断で受ける項目が法律で決まっています。
具体的には、
- 既往歴及び業務歴の調査
- 自覚症状及び他覚症状の有無の検査
- 身長、体重、視力及び聴力の検査
- 胸部エックス線検査及び喀痰検査
- 血圧の測定
- 貧血検査
- 肝機能検査(GOT、GPT及びγ-GTPの検査)
- 血中脂質検査
- 血糖検査
- 尿検査
- 心電図検査
の11項目を受けなければならない様子です。
問診と、身体測定、あとは血液検査と尿・・
・・むむ?
みなさん、お気づきですか?
健康診断と来たら、みんな嫌がるあの項目・・、アレがありません。
そう、胃部X線がございません!通称バリウム、あれが無いです!
良いの~!?と思って再度読み込んでみるものの、やっぱりありません。バリウム!なんと!
35歳になったら、強制的に飲まねばならないものかと思っていたのですが、実は法定の項目ではなく、飲まなくても法律違反にはならないとのことです!これは目から鱗でしたよ~・・

では、なぜ皆バリウムを飲むのか・・
ということになりますね。
実は、社会保険に加入していると、協会けんぽというところから、「生活習慣病予防健診のご案内」というものが届きます。
フリーランスや自営業などでは、各市町村の「国民健康保険」というのに入り、病院にかかったりなどすれば、各市町村発行の国民健康保険証をを持って病院に行ったりします。
が、会社勤めになったりしますと、この国民健康保険からは脱退することになり、代わりに「協会けんぽ」や「健康保険組合」のどちらかが運営する「健康保険」に加入することになります。
「生活習慣病予防検診」は、この協会けんぽで受けられる検診になります。
送られてくるご案内などを見ますと、検査の内容と、対象年齢、自己負担額が書いてあります。
内容はと言えば、診察等、身体計測、血圧測定、尿検査、便潜血、血液検査、心電図、胸部レントゲン・・きた!胃部レントゲン!バリウム!
そして対象年齢は35歳~74歳です!
おぅ・・なんと・・
こっちの「生活習慣病予防健診」は、バリウム込みでございます!
その他は、法定健康診断の内容と同じですね。あ、法定診断には便潜血もありませんでした。
どうやら、「生活習慣病予防検診」は、内容的に「法定健康診断」の項目もすべてクリアしているので、「生活習慣病予防健診」をもって「法定健診」としてもOKですよ!ということの様です。多分・・
こちら、もともと18,522円かかる健診が、自己負担(通常ですと、会社が負担しますね。)が最高7,038円で受けることができます。残りの11,484円は協会けんぽで出してくれます。会社負担だけ考えると、こちらの方が負担なく受けられますね・・バリウムがあるけど・・(*2016.10月時点)
新しく発行された協会けんぽのお知らせでは、検診費用が18,865円のところを負担額最高5,282円で受けられるとのことです。また、検査項目はがん検診などの項目もあり31項目。(2023.4月時点)
ただ、受診対象年齢があります。
こちらは35歳~74歳の従業員が対象です。
なるほど~・・
会社勤めで、35歳からバリウムを飲むという話はココから来てるのですね・・納得(`・ω・´)
35歳未満の若者(?)は、普通に一般健康診断(法定のもの)を受けることになります。
ところで、ひばさんも今年35歳になってしまいましたよ(`・ω・´)
もう「35歳未満の若者(?)」ゾーンには入っていないのか・・。
そう思うと・・ちょっと切ない・・
生活習慣病予防検診だって受けられる・・
そう思うと・・ちょっと嬉しいのか分からん・・
受けられるけど・・バリウムは飲みたくない。できれば、法定の健康診断だけで勘弁してほしい・・。
診断を受ける先によっては、オプションが付けられる
診断を受けられるのは、病院などの健診機関になります。
そして、この健診機関によっては各種健診のオプションを付けることができます。乳がん検診や子宮頸がん検診など、一般検診には含まれていないけれど、受けておきたい検診を合わせて受けることができます。が、コチラもそれぞれ受診できる対象年齢があるので、すべて受けることができるわけでは無い様です。
ひばさんのいる岩手県では、いわて健康管理センターやよぼう医学協会の他、病院やクリニックなどで受けられます。これは、全国健康保険協会のホームページなどから確認することができるようですね!
ちなみに、「健康診断 盛岡」などと検索しますと、近くで健康診断を受け付けている病院も検索できました。
個人で健康診断を受けられる方もいらっしゃると思いますが、今回調べているのは「企業健診」ですよ~と注意しながら検索してください。
そして、病院によっては健診の料金の案内の他、「○○はオプションで追加可能です。」と出ているところもあります。
相場は7千~10千かな?と思っていますが、中には4千円程度のところもあります。結構病院によって違いますね~(*’ω’*)
健康診断を受けた時の勘定科目は?
無事、従業員さんたちが健康診断を受け終わりますと、健診機関より請求書が届くと思います。
こちらの健診費用ですが、基本的には
福利厚生費 / 普通預金等
で処理してしまって問題はないでしょう。
問題があるとすれば、一点。
「みんな基本の項目だけ受けてるけど、役員だけ好きにオプションつけてるんだよね~。」
などという場合。
皆平等ではなく、特定の従業員が経済的恩恵を受けていたりする場合は「給与」にあたる可能性が出てきます。
会社によっては、オプションについては各自負担して診断を受けている場合もあるかもしれません。
その場合は、会社が負担する場合は給与、後から徴収する場合は立替金などの科目で処理をしておき、後々精算という流れになるかと思います。
とはいえ、年齢などで一律「35歳までは法定の健診!」、「36歳からは生活習慣病健診!」などと会社でルールを決めている場合は、特定の個人への恩恵という訳ではありませんので、福利厚生費として一律処理で大丈夫でしょう!
まとめ
バリウムが嫌なひばさん。
バリウム飲むくらいなら、胃カメラを飲みたいとまで考えているひばさん。
いや、積極的に胃カメラが飲みたいのではないのですが、消去法で胃カメラが飲みたい気になって来ただけなのですが・・。
今年はどうしようかなと思っておりましたが、結局のところ、去年と同じところに「一般健康診断」だけ受けようかなと思っております←弱虫
ネットを見ますと、40歳になったら胃がん検診も・・という年齢による線引きもよく見かけますので、仕方ないので40歳になったら胃カメラにしようかな・・。
いずれ、みんな健康で生きられるように心がけしましょう(`・ω・´)
以下、簡単にそれぞれの違いを復習して終わることにします!
法定健康診断(11項目) 法律で定められており、会社で受けなければならないもの。一般健康診断とも言われる。全年齢の働く人たちが対象になる。
生活習慣病予防健診 企業などで加入している協会けんぽや組合などで提供している検診で、胃部エックス線や便潜血など、がん検診も手厚く見てくれる。35歳から受けられる。項目は、法定健康診断の項目をカバーしているため、法定健康診断に変えてコチラを受けてもよし!
フリーランスや個人事業主など、国民健康保険に加入している場合は、市町村で実施している検診を利用。
ここからは健康診断とは関係ないですが。。
「健康診断」でイロイロと調べていたところ、人様ではなくて「猫様」の健康管理のアプリを発見してしまいました・・。9グラムの首輪と、トイレの下に敷くタイプのボードがあり、猫様の運動量や体重、おしっこ量などから体調管理ができるらしいです。どこにいても体調をチェックすることができ、動物病院にかかった際にはデータも見せられるとのこと。
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