「コープ共済」と「県民共済」こどもの共済二つを比較してみたまとめ。

皆さんこんにちは、事務屋ひばさんです。

いきなりですが、皆さんは迷ったことがないですか?どっちの保険に入ったら良いのだろうか、とー・・

今まさにひばさんは、5歳のこどもの共済について

「コープ共済」と「県民共済」ってドッチに入ったらよいの・・?

と迷っているのです。

ネットで見ますと、「県民共済の方が保障が良い」とか、「コープの方が良い!」とかイロイロありまして

ようやくこの二つに絞ったものの、最後の一手が決められません。

ということで、なんとなく絞り込んだ二つの共済でしたが、我が家ではどうやって選択をしたのか!?という内容でご紹介したいと思います。

考えるポイントは一つ。

保険に何を求めるのか

ということです。

あくまで我が家での保険の決め方ではあって、どちらの共済が優れているかというのではありません。

何を求めるのかによって結果が異なると思いますので、筆者と同じような環境であっても、結果が違う方も多数おられることと思います。が、もし同じようにお悩みの方がいらっしゃいましたら参考にしていただければと思います。

それではどうぞ!

目次

二つの共済の概要

今回比較した二つの共済ですが、以下の二つです。どちらも掛け金が月1,000円のモノで、入院や通院保障、後遺障害などがついているスタンダードな共済です。

いずれも1,000円が掛金の最小額で、この上のコースが2,000円や1,900円と用意されています。

どちらも、一口に「入院保障」等と言っても、条件等がすっかり同じ訳では無いため、とてもザックリと「同じような内容の保障」について、給付額を比較しつつまとめたものになります。会社が違いますので、「すっかり同じ条件」での比較ではないので、そこだけご注意ください。

県民共済 子ども型 / 月掛金1,000円(2022.10月版)

  • 加入できるのは0歳~満17歳。保障期間は0歳~18歳。
  • 入院保障は、1日~360日まで1日あたり5,000円。
  • 通院は1日~90日目まで2,000円。
  • 手術を受けた場合の給付は、2万、5万、10万、20万。
  • 先進医療は1万円~150万。
  • 後遺障害は8万~300万。
  • 死亡・重度障害は200万~500万。
  • 契約者の死亡は50万~500万。
  • 第三者への損害賠償は1事故につき支払い限度100万(個人賠償責任保険もあり)。

県民共済の場合、すでにメニューの中に「先進医療」と「第三者への損害賠償」が組み込まれている点、また、上記には入っていませんが、がん診断を受けたときの50万円給付や犯罪被害死亡に200万給付があるなど、コープ共済よりも幅広い保障内容になっている印象でした。

コープ共済 ジュニアコース / 月掛金1,000円(2022.9月版)

  • 加入できるのは0歳~満19歳。保障期間は30歳の満期日まで。
  • 入院保障は、1日~360日まで1日あたり6,000円。
  • 通院は1日~90日目まで2,000円。
  • 手術を受けた場合の給付は1万、5万、10万、20万。
  • 後遺障害は14万~350万。
  • 死亡・重度障害は100万(+50万になる場合あり)。
  • 親、扶養者死亡・事故重度障害は4万~100万。

コープ共済は、入院保障の額が県民共済よりも若干多いですが、県民共済にあった「先進医療」と「第三者への損害賠償」が入っていません。上に入っていないモノとしては、長期入院に対して36万の給付が他にあります。先進医療や損害賠償については、別途特約が必要となります。

保険に求める3つのこと

「どっちの保険が良いか・・」などと考えておきながら、こういうのもアレですが・・。正直言いますと、

医療保障は不要だよね!

と思って生きてきました。

自分自身、若かりし頃に2度ほど救急車のお世話になり、その後入院。医療保障から給付金をもらう経験もしているのですが、実際のところ

「あればうれしいよね!」

という程度で

「無ければ家計が転覆していた!」

という状況ではありませんでした。もちろん、個々の家庭の状況は異なりますし、私自身の場合は短期入院だったのもあります。さらに家庭を持つ前だったので、自分自身のことのみを考えればOKという状況でもありました。この場合、入院給付を受けていても保険料で払い込んだ総額の方が多く、「保険料分を別に積み立てていても十分しのげたよね!」という事もあろうかと思います。事実、その方がキャッシュフロー的にも良いのでしょう。

というわけで医療保険はいらないんじゃ無いの?と思ってきたのです。

が。

今回は子どもの保険です。

考えられる「保険が絶対必要!」と思われる状態を想像してみることにします。

真面目にいっくら頑張っても保険にすがるしか無いであろうパターンを(あんまり想像したくないですね!)。

次の3つです。

高額医療費となる場合

月々高額の医療費が必要となり、3ヶ月・・4ヶ月と経過していく。

コレはきつい。まもなく家計は転覆しそう。早めに手を打つ必要あり。

先進医療が必要となった場合

先進医療は全額自己負担です。

で、どのくらいかかるのかと言うと(公益財団法人 生命保険文化センターHPより)

 ウイルスに起因する難治性の眼感染疾患に対する迅速診断(PCR法) 27,863円 /技術料(1件当たり平均額)

から

重粒子線治療 3,186,609円 /技術料(1件当たり平均額)

まで、技術料だけでも幅があります。

でも、そんな高額なの滅多にでないでしょ!!・・と思いたいところですけど、令和3年6月30日時点での実施報告によると、年間実施件数が2番目に多いのが

陽子線治療 2,649,978円 /技術料(1件当たり平均額) 1,285件

なのだそうで、

えっ・・(意外とある・・汗)

と正直思いました。

そして

人様にけがをさせてしまった時

です。

コレばかりは、大人でも可能性有りです。

子どもであればなおさらですね。

うちの子はどちらかと言うと慎重派で、あんまりお友達にけんかをけしかけるタイプ(?)ではないのですが、「手にした枝が運悪くお友達の目に入った」とか、「自転車の練習中に転んで、運悪く通行人にあたってしまった。」など、誰でもホントに当たり所が悪ければ高額な治療費や慰謝料が出てしまうことも考えられます。

以上の3つですが、具体的にどのくらいの保障がいるのか・・と、ではどちらの共済が良いのかな?っていう点をそれぞれ見てみます。

高額療養費

 日本では、ある一定以上の医療費がかかった場合、自己負担となる金額に上限があります。

たとえば、給与所得者で医療費が3割負担であった場合、総額で100万程度の医療費がかかった場合は3割負担となるので30万ほどの負担となりますが、この他自己負担限度額というのがあり、一度負担した30万のうち一定額が高額療養費として戻ってきます。戻ってくる額は所得によって異なりますが、仮に月給27万程度であった場合は、およそ87,000円の負担になります。

参考 全国健康保険協会「高額な医療費を支払ったとき」

ということは・・。

毎月、取りあえずはこの87,000円を保険でしのげるように設計すれば良いのか。ということになりますので、87,000円÷31日という単純計算をすると1日あたり2,800円ほどになります。

小さい子どもの入院となると、付き添いが必要と思いますので、親も仕事を休んだりして収入の面でも考えなければならないかもしれないですし、交通費や付き添っている間の食費ですとか、医療費意外のところも補填したいところです。

というわけで、医療費的には3,000円でカバーできそうではありますが、日額の保険金額は高いに越したことはありませんね。

コープ共済は日額6,000円、県民共済は5,000円ですので、どちらを選んでもオッケーかな!?という感じです。

先進医療

 先進医療は、上で見たとおり・・技術料はかなり幅があることがわかります。

そして、高いモノは200万~300万というところで、「しっかり先進医療にも備えたい!」となった場合は県民共済の1万~150万ではちょっと足りないのかな??という印象です。

コープ共済では、そもそもの保障には先進医療が組み込まれていませんので、特約をつけねばなりません。特約は月100円で保障の支払い限度額は1,000万になります。先進医療にしっかり備えたい場合は、コープ共済で特約をつけるのが良いのかな?と思います。

いざ、使おうと思ったら補償額足りないし!何のために入ったの??ってならないようにするにはコープ共済の特約を忘れずに・・というところでしょうか。

もちろん、「あればまぁ安心材料にはなるけれど、多分つかわないだろう!」という方は県民共済でもOKかと思います。

個人賠償責任保険

過去の事例では、子どもの自転車事故に対し9,500万の賠償命令が出た事もあり、しっかりと個人賠償に備えたい場合は、それなりの補償額をしっかり検討する必要がありそうです。

県民共済では、最初から100万円の保障がついていますが、これだけでは心許ない感じです。が、月140円の特約をつけて最高3億までの保障とすることができます。

コープ共済は最初から特約で備える様になっており、月140円で最高3億まで保障することが可能です。(2023.9月振替より、月額保険料が160円になっています。)

ちなみに、個人賠償責任保険は、他の家族が保険に入っていれば保障される場合もあります。コープ共済や県民共済以外にも、自転車保険等ですでに保障されている可能性もあるので、特約をつける前に他の保険を見直しした方が良さそうです。

個人賠償責任保険だけ見ると、コープ共済でも県民共済でも十分対応できそうですね!

その他

以上の他、調べていて「へぇ~。」と思ったのが、意外と市町村の医療費助成制度により医療費の負担が無い場合も、保障の対象となるそうです(コープ、県民共済ともに)。

我が家のところでは、就学前までは医療費が無料となっているのですが、それでも万が一入院した場合など、準備にもお金がかかりますし、付き添い等にも負担が出ます。

こんな時、「医療費は無料になってるし~」と諦めず、確認してみると良いですね!

まとめ

以上、個人的に押さえておきたいポイントから「県民共済」と「コープ共済」を見比べて見ましたが、いかがだったでしょうか。

私の場合は3点「高額保障」、「先進医療」、「個人賠償保険」というのが備えておきたいポイントだったわけですが、「高額保障」ではコープ、「先進医療」ではコープの特約、「個人賠償保険」ではどちらでもOK(どちらも同額で特約がつけられるため)という結果だったため、コープ共済にすることにしました。

とはいえ、みなさんに「コープにした方がいいよ!!」という訳ではありません。

人によって重きを置く点が違うと思いますので、記事を読んでいただいた方の中には、「交通事故にも備えたい!」とか「がん家系だからがんもつけておきたい」という方もいらっしゃると思います。そうすると、選択はまた違うモノになってきます。ですので、一概に「こっちが良い!」という決め方はできません。

保険を選ぶ上では、「自分が何の保障を一番につけたいか」という視点を忘れないようにしないといけないなと感じます。

さらに、ご自身の保険を考える場合はまた違うポイントも出てくると思います。

「まだ保険に入るとかは考えていないけど、必要保障額とかを自分で考えるのは難しそう・・。」

という場合、お近くのファイナンシャルプランナーさんに相談してみても良いかもしれません。

何を重視して保険を選びたいかをしっかりと念頭に置いて検討すれば、うっかり「言われるまま加入しちゃった・・涙」ということも無くなると思います。

なんとなく選び始めると、めんどくさくなって適当に選んでしまいがちですが(^_^;、「何の保障がほしいのか!」を忘れずに検討を進めてくださいね!

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