税理士はどう探すのが正解?人からの紹介と、ネット紹介サービスの比較。

みなさんこんにちは、事務屋ひばさんです。

そろそろ確定申告の締め切り日も近づいて来ましたが・・、みなさんいかがお過ごしでしょうか!?

「申告できた!」

という方も

「ま、ま、ま、まだ!!」

という方も・・、この時期

「あれ?そろそろ税理士さん頼んだ方が良いのかしら・・」

と思われる方も多いのではないでしょうか?

ひばさんの周りは、一人で頑張っている方がやや多めですが、税理士さんをうまく使っている方もたくさんいます。

今回は「頼んだ方が良いの?頼まなきゃダメ!?税理士さんって・・!?」というテーマで行こうと思いますよ(^_^

目次

ズバリ、税理士さんは頼んだ方がいいの?

「起業すると、税理士を頼まなきゃダメ!」

・・と思っている方も多いのですが、実は頼まなくても全然OKなのです

原則、「申告は自分でやること」となっているので、必ずしも税理士を頼まなくてはならないという訳ではないのです。

それでは、なんでこの時期税理士を頼むかどうか迷う・・ということになるのか。ひとえに「決算&申告」が非常に難しい!ということです。

申告はしなければならないのはわかる・・。でも、本業もあるし、とてもとても申告まで手が回らない。とか、税金なんて勉強してこなかったし、全部手探りでコレから!なパターンも。

そもそも、「税理士」なんて職業ができるくらい難しい分野であるため、税理士に委託してしまった方が効率的な場合もあるのです。

現在、自分でなんとか申告している方も

いつかは税理士さんにお願いした方が良いのかな~・・

と思っている方もいるかもしれません。

必ずしも頼まなきゃいけないわけではない!と言うのはわかったけど、では一体どういうときに頼めば良いのでしょう?

そもそも、税理士さんは何をする人?どのくらいお金がかかる?

税理士というと、「税金の計算」というイメージが強いと思いますが、その通り。「税金のプロフェッショナル」です。そしてその守備範囲はかなり広くなっています。

法人の決算や申告にかかる作業、資金繰りについての相談や経営相談、補助金についての情報提供や法人設立のアドバイス、事業承継だったり、広く経営についてのアドバイスを受けることもできます。さらに、個人に対しては相続についての相談にだって乗っちゃいます。

とはいえ、幅広い職域となっていますので、税理士さんによっては「法人が得意」とか「相続が専門」という場合もあります。

そして気になる金額ですが、税理士報酬の規定というモノが今は無いため、事務所に寄りけり・・というのが大きい様です。

顧問報酬といって、毎月定額のモノから、決算料金といって毎年申告時期にドカンとくるモノも。これらは会社の規模などによって異なってきます。

また、依頼内容によっても違います。

①年間通じてお願いするのか(顧問契約)

②決算や法人の立ち上げだけお願いするのか(スポット的に依頼)

③周辺業務(給与計算や年末調整など)はどうするのか

④自分で経理処理がある程度できるのか、丸投げするのか。

⑤会社の規模はどれくらいなのか

等々・・これらによって見積もりを出して・・ということになるかと思います。

ですので、本当に決算のみ単発で(しかも何も問題が無くてあっさり終わった)という場合、ひばさんの経験したところでは最低額で50,000円程度のところもありました。

が、同じく単発で決算のみであっても、日々の処理が全然できていなかったり、税理士にチェックを受けた結果訂正が多々あり・・結局訂正に時間がかかってかなりの金額になった場合もあります。

ですので、実際お願いしたい内容をまとめた上で、気になる税理士事務所の料金を見ていくと良いと思います。

料金の相場は、税理士紹介センタービスカスによると、法人の場合、下は10,000円/月(決算料は別)から上は50,000円/月ぐらいの様です。こちらのサイトでは個人の事業主さんの場合も金額の相場を調べている様なので、気になった方はチェックをしてみてください。

参考 【2023年版】税理士に依頼したときの費用・料金の相場はいくら?年商や業種別で解説

こんな場合は税理士さんをさがそう。

「売り上げが1,000万超えたら税理士さんを頼むタイミング」というのを聞いたことがあるかもしれません。

コレは、売り上げが1,000万を超えると、次は消費税申告をしなくてはならなくなります。そして消費税の計算もまた複雑なので・・一つのタイミングとしてあげられているのだと思います。

が、この他にも次の様な場合は積極的に税理士を探すべきかなと思います。

① 本業が忙しくて、毎月の経理事務が全然できていない。

② 「計算」がとても嫌。苦手!

③ 決算と申告が気になって本業どころではない。

④ 事業が大きくなってきて、次のステップに進みたくなってきた。

①~③は、他に従業員さんを雇ったり事務自体をアウトソーシングする手もあります。申告自体は自分でやらなければならないですが、毎月の事務が委託出来ることでグッと楽になることは間違いないかと思います。

ただ、「申告」という大きな作業自体は従業員さんや事務のアウトソーシングに投げることは出来ないので、いずれ自分で事務作業をしなければなりません。「申告」も含めて委託したい!という場合は税理士を探すことになります。

自分の苦手な決算作業等を委託した方がストレス無く仕事に邁進できるのであれば、委託してしまった方が良いかと思います。

本来、なぜ仕事をしているかと言えば、別に計算とか申告とかをしたくて事業をしている訳ではないはずなので(多分)、税理士に委託をすることで本業に集中できます。。

もちろん、自分でやればその分勉強にもなりますし、経費も浮きます。が、それで本業の質が落ちたり、余裕が無くなるのであれば事務のアウトソーシングや税理士のフォローを受けた方が全体的に見て良いかと思います。

なので、感覚として本業がおろそかになるな・・と思っている方は税理士さんを検討すべきタイミングにあるかと思います。

④は、言わずもがなですが、事業が大きくなるにつれてサポートやフォローしてくれる人はドンドン必要になってきます。

事業によって、必要となる書類関係であったり、効率の良い会計の管理方法、経営相談や資金繰りなどなど・・。一つ一つをすべて自分で勉強してやっていくのは至難の業です。ここで、必要となる知識をピンポイントで与えてくれる税理士に出会っておけば、「ああ!あれ必要だったの!?」「あの時アレしておけば・・!!」という後悔をしなくてすみます。

というわけで、上の状況に当てはまるな・・これからそうなりそう・・。という場合は、先にどんな税理士さんが身の回りにいるか確認しておいても損は無いと思います。

税理士さんがいなくても大丈夫な人はこんなひと。

一方で、

ずーっと一人でやってきました!!!!!!

という方もいらっしゃいます。

主に、一人で事業を続けていて、勉強を続けることが苦で無い方です。

すでに事業をされているとわかると思いますが、本業以外で勉強しないといけないことの多いこと・・!

経理ももちろんですが、人を雇うとか、ホームページを立ち上げてみる、とか、意外と幅広い知識が必要だったりします。そのたびに、その分野のことについて学んでいかなくてはなりません。

なので、税理士さんがいなくてもなんとかなる人というのは、常に新しい知識を吸収でき、周りにサポートしてくれる人がいる場合が多いのではないでしょうか。

何年も自分で申告して、事業もして・・となっていると、逆に新しく事業を始めた人のサポートに回っている方もいらっしゃるかもしれません(^_^)

どこで税理士さんを探せばいいのか。

では、どこで税理士さんを探せば良いのか・・。ということになってきます。

令和3年9月末時点、日本税理士連合会によると・・税理士登録者数は79,805名になるそうで(多い!)、税理士の登録者数はここ60年で増え続けているそうです。

住んでいる地区にもよるのかもしれませんが、町中などにでて見ると、確かに税理士事務所の看板は多く見ます。

が、いきなり尋ねていくのも勇気がいります・・。では、どうしたら良いか??メリットとデメリットを見つつお伝えしますね!

銀行で紹介を頼む

 まずは銀行で紹介をお願いする方法です。一番手っ取り早そうですね!

大抵、事業を始めますと、銀行に口座を開きます。または、借り入れ等をしてよくお付き合いする銀行さんができると思います。

銀行では、提携している税理士がいる場合もありますし、職業柄税理士との交流が多くあります。信用問題もありますので、問題のある税理士を薦めてくる事は無いと思いますので、まずまず安心して紹介を頼めるのがメリットです。デメリットとといえば、実際会って「あれ?ちょっと・・どうかな?」と思った場合、お断りしづらい点ぐらいでしょうか。

仲間内で紹介を頼む

次は、同じく事業主をしている中で紹介を頼むパターンです。これも頼み安そうです。何より、「この人も使ってるんだ!」という安心感があります。

事業主同士、他で税理士をすでに頼んでいる人に聞いてみると、「あそこの税理士は良いよ!」とか、「あそこは対応がイマイチだった。。」とか情報を持っている場合もたくさんあります。

お互いの懐状況は聞きにくいモノですが、「だれか良い税理士いないかな?」程度であれば、探りも入れやすいです。メリットは、実際に頼んでいる人の口コミを聞いて判断できるところで、実際の料金なども聞くことができます。が、紹介のデメリットはやはり断り難い・・というところです。

税理士も人間ですし、性格的にやはり合う・合わないが出てくると思います。

同業者間では「良い!」と言われていても、実際お願いしたら「もうちょっとキッチリやってほしい」とか「もっと説明がほしい」とか「思っていたのと違う」場合も多々あります。

他の事業主さんが「良い!」と推しているポイントが、自分とは違っている場合です。反応が早いのが良いのか、マイペースでやらせてくれるのが良いのか。キッチリやってくれるのが良いのか、ザックリでもおおらかに見守って(?)くれるのが良いのか・・。価値観が少し違うだけで、税理士の評価もずいぶん変わってきます。

他の税理士と比較して決めるのも面倒!特にこだわり無いし!!という場合は、紹介をもらうのが最も面倒が無いと思います。

これも何かのご縁ですからね!

紹介サイトを利用する。

 あとは、税理士を紹介するサイトもあります。

あらかじめサイトに登録している税理士の中から選ぶ事ができますので、じっくりと比較して選ぶ事ができるのが何よりのメリットです。また、そういったサイトに登録していると言うことは、「税理士を探してさまよってきた事業主」の対応がキチンとマニュアル化されています(登録したばかりの場合はまだかもしれないですが・・)。ですので、コチラが何を説明したら良いかわからなくても、ちゃんと必要な事を聞き取り、フォローしてくれます。また、検討の結果お断りすることになっても、比較的断り安いかと思います。実際、何人か連絡を取ってみて、一人に絞るパターンもあるかと思います。

デメリットはと言えば、やはり実際にだれかから「この税理士さん、良いよ!」と言われた訳では無いので「どんな人かな・・?」と会うまで不安があるところでしょうか。また、気になる税理士さんがたくさん出てきた場合、絞り込むのにまた時間がかかるかもしれません。

こちらは、税理士紹介ネットワークさんです。日本全国で税理士の紹介が可能で、過疎地域や離島などに関しては、 オンライン会議・電話・メール・郵送等で応対可能な税理士ともタッグを組んでいます。

気になった方は少し探しに行って見てくださいね(^_^)

探す時のポイント

税理士を探す場合、大きく分けて二つ「紹介を受ける」「紹介サイトを利用する」というパターンがあることを見てきました。

では、どちらが良いのか・・?というところですが、ポイントは「どんな税理士に頼みたいか、料金について希望があるか」等、税理士に対しての要望が自分の中で決まっているかどうか、です。

「ある程度しっかりして、面倒見てくれるなら誰でもよし!」

というのであれば、銀行からの紹介や仲間内での紹介が良いと思います。仲間内の紹介は、先にもチラッと書きましたが価値観の問題もあるので「良い!」ポイントが異なる場合もありますが、実際にちゃんと面倒を見てもらって申告をしている方がいるので、安心して任せることができます。

一方で

「金額はこれくらいで・・、できれば自分と同じくらいの年齢で、ネットにも詳しくて、建築業界にも詳しい税理士が良いな。。」

などと細かく要望がまとまっているのあれば、紹介サイトで検索して探すのが良いかと思います。

じっくり選べるのが強みですね!

まとめ

以上、「税理士って頼んだ方が良いのか!?」という点から「どうやって探すの???」などというテーマでしたが、いかがだったでしょうか。

この記事をお読みいただいたということは、おそらく事業をしている中で「どうしたら良いのかな??」と悩まれていることが多々あるのかと思います。

申告自体は、必ず税理士に頼まなければいけないモノでは無いですが、経理事務などで本業が圧迫されていると感じた場合、税理士のフォローを受けることで来年の今頃(?)はまた違った世界を見ているかもしれません。

たかが事務作業・・と見られてしまいがちですが、プロのまとめた経営資料は、今後の事業展開をする上でとても大きな指標になってきます。

「うちなんて、全然まだ小さい会社だから~!」

という場合も、税理士を頼むことが大きな会社への一歩につながるかもしれません。

みんな無理なく本業に邁進出来るよう、上手に税理士を利用してみてくださいね(^_^)

★税理士紹介サイト

税理士紹介ネットワーク
気に入った記事があったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次