意外と簡単にお給料は差し押さえられるのであった・・。

みなさんこんにちは、事務屋ひばさんです(*’ω’*)

突然ですが、差し押さえってやられたことありますか??

いや、たいていは無いと思いますけどね。

そう、税金や社会保険料などを滞納して、放置していると・・

「差し押さえますよ★」

という通知が来て、最終的には差し押さえられてしまう、アレです。

以前、会計事務所時代には、お客さんのところで

「こんなの届いたんですよ~!?」

と見せられた書類が

「A社は社会保険料を滞納しているので、お宅で持っているA社への売掛金を差し押さえます。なので、その売掛金はコチラに(社会保険事務所)入金してくださいね!」

という趣旨のモノで、

「おぉ~・・これがウワサの差し押さえ通知か・・!」

と思ったものでしたが。

でも、きっと会社の事務をしていると、割と・・目にする事の多い書類の様な気もします(あんまし良くないけど・・)

中でも良く見るのが・・

「おたくの従業員、〇〇の税金払ってないんですが、お給料いくら払ってるか教えてください。」

という通知。

昔の住民税だったり、最近の自動車税だったりと・・いろんな税金が出てきます。

金額的には、そんな何十万とかいうものではないのですが、行き違いがあって払ってなかったり、でもやっぱりお給料からすると、ちょっと大きい負担だったり・・。まぁ、いろんな理由があるかとは思うのですが、結局は滞納です。

つい最近もこの通知を目にする機会が・・!!

今回引っかかったのは、自動車税の滞納だったのですが、名義人と使用者が違うパターンでした。

納付書は「名義人」へ発行されますが、実際はその車は借りて使っている人が別にいて、・・まあ、使っている人に税金払ってほしいよね!?ということで「実際使っている人」に納付書を渡しますが、払ってくれていなかった・・!!という悲しい出来事が。。

そしてついに名義人の元へ「差押えの通知」送られてくる事態に・・

今後、差し押さえ通知が来ても、慌てず対応ができる様に、流れをまとめて置くことにします(*’ω’*)!

目次

まずは「給与等の支払い明細について」という書類が送られてくる。

税金などの滞納者が、受け取ることができる給料がある場合、給料が支払われる前に

「その給料、この滞納している税金の回収に充てるから、本人に払わないでこっちにくださいね★」

というのが差し押さえな訳ですが、この差し押さえ通知に先立って「給与等の支払い明細について」という書類が勤め先に送られてきます。

中には、「滞納処分に必要ですので、直近の給料について明細を教えてください。」と書かれています。

いくら滞納していても、給料の全部を差し押さえられる訳ではありません。生活に必要な分は押さえることができませんので、税金の回収側としては、滞納者が一体いくらお給料をもらっているのか事前に調査をしなければなりません(ということだと思う。)。

で、会社側とすると、まずその書類を見ると

「あ、この人、なんか滞納してるんだ。」

とかいう事がわかってしまいます。

そして、このお尋ねについては「国税徴収法第141条に基づくもの」という文言が添えられています。

「だからちゃんと回答してよ!」

ということですね。

では、この書類が来たら即!差し押さえかと言うと、そういう訳ではありません。

この通知は通知で、ちゃんとお給料の額も解答はしなければならないのですが、決められた期限前に納付が完了した場合、

「先週払ったって言ってるんですが~。」

と連絡すればOKになることもありました(←あくまでひばさんの経験談ですが)

これらの通知をやり取りをしている間に、本人が納付を完了してしまえば、「差し押さえの通知」まではやってきません(*’ω’*)。

が、ずーっと払わずにいると、次のステージに進みます(`・ω・´)

レッツ★ネクストステージ!

続いて「債権差し押さえ通知書」が送られてくる。

ついに(?)、差押えの通知が登場です。

ストレートに「徴収金を徴収するため、債権(給料)を差し押さえるので、期限までに当局あてに払ってください。」と言われてしまいます。この通知を受け取った後で、滞納者に給料を払っても、その支払は無効です。とも書かれています。

前回の「お給料のお尋ね」時点で納付していれば、延滞金もまだついていないと思いましたが、差し押さえ通知になると、延滞金がついてきます。

この延滞金は、本税額(滞納している税金などの元の額)に合わせて納付をしなければなりません。

で、この通知は勤め先に来ていますので、この「お給料から徴収して納付する」責任は勤め先にあります(;´・ω・)

勤め先は、問答無用でお給料から差押え分を引いて、納付をしなければなりません。。

雇い主は、お給料から延滞分を徴収して、代理で納税します。

通知には、延滞金も書いております。ですので、差押えの手続きを踏む前に(お給料から徴収をする前に)、本人が延滞金も含めて納税してしまうこともできます。一応は・・。

が。

この延滞金、通知が出た時点で計算したものですので、しれっと納付しても

「延滞金が足りないので、不足分も徴収(お給料から差し押さえて)して納付して下さい。」

なんて連絡がやってきます。

ですので、実際は

「いざ、お給料から徴収!」

「ちょっとでも早く納付しよう!」

と納付をする前に、電話などで

「〇日に納付予定ですが、延滞金っていくらになりますか?」

と確認するのが正解です(*’ω’*)

まとめ

以上、給料からの差押えの流れについてまとめてみました。

一番は、滞納しないで納付してもらって、差し押さえ通知なんて

「見たことないわ~(^^♪」

と言える世界が良いですね!なんと平和なのでしょう(*’ω’*)

徴収側も、税金使って徴収しているわけですし・・。ひばさんに至っては、ネタにすることで手間暇かけたストレスを昇華しようとしているわけですが、当局者も結構ストレスなんだろうなぁ・・と電話をしつつ思うわけでありまし

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