こんにちは、事務屋ひばさんです。
今日の盛岡は良い天気です!事務所の中にはひばさん以外誰もおりません。窓全開にして、さわやーかな風を受けつつ、日向で惰眠を貪っても・・多分誰にもばれない。そんな自信はありますが、寝ませんよ・・もちろん。
今日は、事務所で使っているソフトのバージョンアップに手を出しました!
会社の規模や環境によって、必要となるソフトは様々です。ひばさんの勤め先は、それほど大きい会社ではないですから、もちろん自社作成のソフトなんかは無く。必要に応じて、各種ソフトを入れております。
会計処理にしても、ソフトを入れておくと、チマチマと入力するだけで、必要な帳簿も出来上がっていたりしますから、かなりベンリでございます。
エクセルという超便利ソフトもありますが、それなりに時間と頭を使う訳で・・

短時間でベストなパフォーマンスをっ!!
などと考えると、やっぱりソフトに頼った方がいろんな面で安心&快適な場合もあるわけで・・
ということで、今回は事務処理系で「入れておくと便利!」と思うソフトの種類をご紹介します!
お世話になっている各種業務ソフト達


当然、業種などによって、必要なソフトって変わってくると思いますが・・ひばさんのところでは、原価計算など複雑な計算をしなくてもいい、小売り・卸売りをやっております。そんな弊社の導入しているソフトは・・
①販売管理ソフト(弥生販売 17)→※随時バージョンアップしています。
②勘定奉行(古いもの)
③法人税の達人
④消費税の達人
の四つのソフトを使用しております。このほか、現場スタッフのパソコンにはイラストレーターなどのソフトも入っておりますが。
今回は、このソフトについて、その特徴や「どういう人が入れるべき?」なのかを徒然なるままに~
販売管理ソフトは弥生販売を使っていますが、税率の変更などには気を付けましょう!


会計ソフトや申告ソフトとかを検索すると、弥生さんのソフトがたくさん出てきますね!
そう、ひばさんのところでは、その弥生さんの出している販売管理ソフトを使っております。が、「販売管理ソフトってなぁに??」という方もいらっしゃるかと思われます。
販売管理ソフトとは・・売上を管理してくれるソフトでございます!書いて字のごとくですが・・
機能はいろいろとあるのですが、「売上」と「入金」を入力しておくと、その月の売上高とか、得意先別の売上高を勝手に集計してくれる他、「入金」があったつど、「入金額と振込手数料」などを入力していくことで、売掛金の残高管理や、納品書や請求書の印刷までやってのけてくれます。
売掛金の管理は、会計ソフトでもやればできますが、頑張っても残高を確認するくらいしかできません。
が、販売管理のソフトでは、売上の中身や入金の状況も詳細に確認できますし、納品書の発行や請求書の発行まで簡単にできてしまいます。
また、売上ごとに原価も入力できる機能もありますので、ざっと原価管理をしたい場合にも適していると思われます。
そして、記事冒頭でも書いた通り、本日はこの弥生販売をバージョンアップしたわけですが・・なぜでしょう。
それは・・消費税の税率が変更に・・ならなかったからです!
販売管理ソフトは、消費税の計算もやってくれます。
納税額の計算まではしてくれませんが、いちいち、『売上額 ○○円、消費税額 ✕✕円、総額 △△円』と電卓を打ちながら入力しなくても、税抜きの売上額や、税込の売上額を入力すれば、請求書や納品書に『うち、消費税等 ○○円』などと、消費税の額も簡単に計算して表示してくれます。
ということは、ソフトには消費税率の設定がプログラムされているわけですね!
2014年の4月から8%に引き上げられた消費税。この時、ひばさんの事務所では新たに弥生の販売管理ソフトを導入しました。
それまでは、太鼓判というソフトを使っていましたが、手動で税率をかえることもできず、まずなにより古かった・・。
で、弥生販売15を導入しました。弥生を選んだ理由は・・値段でございます。使い勝手はまぁまぁでしたが、難点が一つ。
あらかじめ得意先や商品データを入力しておくことができるのですが、1項目を入力し、次の項目に行こうとエンターキーを押しますと、どういう訳か、その商品自体の入力が完了してしまいます。



まだ商品名しか入力してないのに・・次の商品のページに行ってしまった・・?
という感じです。
例えば、「商品データ」というのは、商品に「商品コード」をふって、「入り数」や「単価」、「仕様」などをあらかじめ登録しておくことで、実際に納品書などを作成する際は、「商品名」や「商品コード」を検索するだけで簡単に「単価」などを呼び出すことができ、とっても簡単に請求書や納品書を作成することができます。優れものです。
ところがところが・・
その商品データを入力する時に、「商品名」を入力して、「定価」の入力に移ろうとして・・
ぽちっ→エンターキーを押した音。
ぱっ→終了画面
分かりにくいですか?分かりにくいですよね、すみません!
何度、
「あっ!(涙目)」
となったことでしょうか。
「商品名」を入力しただけで、「登録完了!」となってしまう訳です。他にも、「入り数」とか「単価」とか入れたいのに!!
わざわざ、改めてその商品を呼び出して、「金額」を入れ直ししなければなりません。
なんと、弥生さんでは、次の項目に移りたいときは、「エンターキー」ではなく、「タブ」を押さなければなりません。
これは大事なことですから、もう一度言います。
次の項目に移るときは、「エンターキー」ではなくて、「タブ」でございます。
実際にお使いになったことのない方は「何のことやら・・」という感じかと思いますが、つまりは「エンターキー」をむやみやたらに押すと、涙が出てくるという事でございます。それだけわかっていただければ良いかと思うのです。
ひばさんは、コレまで「よし次!」というときはエンターキーを押し続けてきたモノですから、軽いカルチャーショックでした。
導入してしばらくして後、ご丁寧に弥生のサポートデスクより
「使い勝手はいかがですか?ご不便やお困りはありませんか?」
とフォローのお電話があり、上の件をお伝えした次第ですが、これはフォロー外の様でした(そりゃそうだ)
良いのです、こんなの慣れですから!
とまぁ、こんな感じの利用状況です。
弥生の販売管理ソフトでは、もともと「2017年4月~消費税率は10%」と設計されていたのですが、今回10%への引き上げが延長となって2019年の10月からとなったわけです。
ソフトの設定も、消費税率が2019年10月から上がるように新たに設定し直さなければなりません。それに対応したのが今回のバージョンアップだったわけですね。
消費税率自体は、そんなコロコロ変わる様なモノでもありませんが(と思うのですが)、税制の改正などによってソフトは随時対応していくので、ユーザー側もシッカリアップデートしなければなりませんね~
市販のソフトは、そういった税制の改正等についても適宜対応してくれますので、一般ユーザーはフォローを受けるのみでOKです!
会計ソフトは勘定奉行を利用しています。意外と古くても使えたりしますが、やっぱり消費税には気を付けて!


会計ソフトは、オービックの勘定奉行というソフトを使っています。
価格帯としては、普通よりも少し高めのイメージでしょうか。ただし、購入したのがずっと昔でございます。
ソフトの入っているパソコン自体も古く、ソフトが先に壊れるか、PCが先に逝くか・・という状況のモノでございます。
販売管理ソフトは、消費税の税率に合わせて変えざるを得ませんでしたが、意外と会計ソフトはそのまま使用することが可能です。
この勘定奉行ソフトも、税率5%の設定のままですが、そのまま使用しております。
というのも、このソフトでは消費税申告のための集計は行っておらず、消費税の計算も「税込」を採用しております。
「税込」の場合、消費税を含めた総額で、売り上げや仕入、経費の計上等を行いますので、消費税が何パーセントであろうと、実際に取引した金額を入力すれば良い(かなり乱暴ですが・・)ので、このまま使用しているということです。
もし「税抜き」で会計処理をしている場合、取引の都度「仮払消費税」や「仮受消費税」と言った勘定科目を使用して、消費税を別個に処理しなくてはなりません。この「仮払消費税」や「仮受消費税」は、たいていの場合ソフトが自動計算して処理してくれます。
例えば、税込の金額を入力をすると、ソフトが「あ、108円もらったから8円は消費税で処理な。」って計算してくれるわけです。が、この際はソフトにあらかじめ「今、消費税率は8%なのよ。」と教えてあげないと、ちゃんとやってくれません。
ということは、「今8%なのよ。」と教えて、「OK,8%」と分かってくれれば良いのですが、ソフト自体が古くて
「え、消費税って・・3%(←そんな時代もあった)とか、5%しか対応できないですけど、8%って何ですか?」
という状態の場合は、もうソフトを新しくしなければなりません。
全部税抜きで入力して、消費税は自分で計算して別箇入力・・って手もありますが、消費税の仕組みをちゃんと理解していて自分で処理できるよ!って方以外は、ソフトも更新した方が良いですね。その方が絶対ラクです。。
ちなみに、平成18年に会社法ができまして、決算書の様式が大幅に変更されたことがありました。株主資本等変動計算書という書類が決算書に組み込まれたり、「資本の部」というものが「純資産の部」という名称になったり・・。
会計ソフトでは、最終的に「決算書」も印刷してくれるものですが、きちんと会社法に適応して新しいバージョンのソフトになっていないと、この会社法に適応した決算書を打ち出してくれません。
市販のソフトの恩恵にあずかるためには、キチンとバージョンアップを行っていきましょう!
なんと、法人税&消費税の税務申告も自分で可能に。税務ソフトは達人シリーズを利用しています。


さて、そしてこの達人シリーズ・・法人税の達人と、消費税の達人です。
これは、税務申告のソフトです・・。
「税務申告?なんのことやら・・!」
という方もいらっしゃるかと。
法人であれば、年に1度決算をします。で、決算書を作成すると・・
「儲かった!」
とか
「赤字だ!」
ということがはっきり分かります。そしてその後、その決算書をもとに確定申告を行います。
儲かっていれば法人税を納税し、場合によっては消費税も納税し・・という事になります。
この確定申告は、会計事務所などに依頼している方も多いのではないのでしょうか。
会計ソフトは入れていても、決算になれば、この会計ソフトのデータ等を渡して申告書を作ってもらう。もしくは、資料そのものを渡して、決算書と申告書を作ってもらう、など。
ということで、税務申告のソフトは、導入している中小の会社さんは・・あんまりないかもしれません。
自社で申告しているのは、大きい企業さんとかでしょうか。
逆に、規模が小さくて、会計事務所に頼むほどでも・・という場合は、ソフトも会計事務所も使わずに、直接税務署に決算書を持ち込んで、その場で申告書を手書き!というパターンもあるかもしれません。
そうしますと、税務申告のソフト自体は「会計ソフト」や「販売管理ソフト」に比べると需要が少ないかもしれなくて、自分でやろう!っという方は、「何を使ったらいいんだろう・・」と迷うかもしれません。
そんな税務申告ソフトですが、これも金額で選びましたが、NTTデータさんのソフトです。



その名も「法人税の達人」
そう、「達人シリーズ」を使っています。
ひばさんが会計事務所に勤めていたころに使っていたソフトが「TKC」というところのソフトでしたが、達人のソフトはもっとシンプルなソフトです。
TKCのソフトは、主に会計事務所向けのソフトで、かなり親切(?)なソフトでした。新米の職員さんでも間違いなく申告書が作成できるように設計がされていますし、チェック用の資料もかなりたくさん出てきます。申告書の、どこに数字が入るのかがちょっと良く分からなくても、入力画面に従って数字を入れていくと、申告書に転記してくれるところもあります。
そこに来て、達人ソフトですが、かなり軽めです。
とはいっても、達人ソフトも会計事務所で使うこともあり、機能的にTKCに劣っているという訳ではありません。
申告書のイメージ画面に、直接数字を入力していく感じです。なので、実際に手書きをしている感覚に近いです。本当に必要最低限の入力ページだけ開いて入力しているので、TKCのソフトに比べると、かなり省エネです。
ただし、TKCほど「手取り、足取り」といった感じではないので、初心者(税務がよくわからなくても)でもできるか??というと、ちょっと難しいのでは・・?という感想です。
この他にも、電子申告用のソフトをインストールした気がしますが、忘れてしまいました・・。電子申告は、1度はやってみたのですが、あまりメリットを感じられずに1度でやめました。
社保や労働保険の申告には、ちょっと「やってもいいかな!」と思いましたが、この件はまた改めて・・
以上、会計&経理でぜひとも揃えておきたい便利なソフトを見てみましたが、いかがでしょうか?
同じ「会計ソフト」でも、今度は「弥生会計」やら「会計王」、freeやMFクラウドなどなど、様々なソフトが出ておりますので、自社にあったソフトを探してみてくださいね!
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