決算はなんのためにやってくる!?


みなさんこんにちは、事務屋ひばさんです(`・ω・´)

今年も残すところ、あと1か月ちょっととなりました。

年末調整も終われば、給報の提出やら法定調書の提出、償却資産の申告書・・そして決算!と怒涛の事務作業が続きますね(*’ω’*)!

この決算、みなさん何のためにやってるのかしら~?と思ったことはありませんか?

会計事務所に勤めていた時代(こういうと、すごく昔に感じますけど・・そんなはずないと思う・・)、よくお客さんには

「もう何のためにやってるのかわからないよ!」

とか、

「毎年銀行と税務署に出すために一生懸命やってる!」

とか、

「高い報酬払って、税理士事務所に決算頼んでさ!会計事務所の為にやってるようなもんだよね!?」

とか言われたことがありますが・・

えっ、いやそれはもったいない!

と言わざるを得ないですよ(´・ω・`)!

確かに、「会計期間を決めて、年に1回本決算をして、税務署に申告する」という決まりはあるのですが、現在「他人(銀行や税務署など)の為に決算をしている!」と感じている方はもったいないです!

最終的に、決算書を銀行や税務署に提出はするのですが、この他に決算書の使い道は無いのでしょうか(`・ω・´)!?

今回は、『決算は何のためにやってくる~!?』を考えてみたいと思います(*’ω’*)

そもそも、決算ってなぁに?

tatemono

ということですが、ここは素直にWikipedia先生に聞いてみますと、

『決算(けっさん)とは、一定期間の収入・支出を計算し、利益又は損失(損益)を算出することである。企業だけでなく地方公共団体においても決算を行うことが、法律で定められている。』

と教えてくれました!

おぉ!

記事、終わった!

 

という事はありません(*’ω’*)

個人事業主は1月1日~12月31日、法人は任意の期間(1年間)を決めて、売り上げなどの『収入から仕入などの経費を引いて、利益を計算』します。また、年度末時点での資産・負債(現金預金や売掛金、買掛金や借入等々)を洗い出して、残高の確認を行います。これらをまとめた書類が『決算書』と呼ばれるものです(かなり要約しました(;´・ω・))。これを見ると、

「お、今年は儲かったな!」

とか、

「今年は赤だ~(;_;)」

とか、

「借入金、思ったより・・膨らんだな・・」

とかいろんなことがわかります。

さらに、この決算書を提出された税務署は

「ここの会社、どうしてこんな数字になってるのかな・・」

とか、銀行も

「業績よさそうだし、そろそろ設備投資もするかもしれないから、ちょっと追加融資持って行ってみようかな。」

などと、判断をすることになります(実際は、この他にも判断材料はありますが)。

ですので、決算書とは、その会社の業績や体力を見たり、さらに「今後どんな動きをするのかな・・?」と予測をするのに必須の資料となるのです。

 

年に1度の本決算、毎月の月次決算

年に1度の本決算。

これは、決算日後2か月以内にまとめて(場合によっては3か月)、決算書と申告書を税務署に出す様に・・!という決まりになっていますが、このほかに毎月数字を纏めている会社さんもあるかと思います。

これは、会社の任意ではありますが、月次決算と言って、毎月のミニ決算の様なものです。

毎月、売り上げや仕入等の経費、固定費などを引いて損益を出し、さらに月末時点での現預金などの残高チェックを行います。

年に1度の決算の時だけではなく、

「今月は黒字だ!」

とか、

「思ってたよりも利益が出てる!」

とかいうことが毎月確認できるようになります。

この時、「売り上げた」とか「支払いした」と言った会計処理が正しく行われているかも確認します(正しく処理していないと、正確な数字が出ませんね!)。これを12か月続けますと、本決算もスムーズに進みます。

12か月の積み上げが本決算となるわけですね(*’ω’*)

決算書はなんの役にたつの??

ki-bo-do

決算書なんて、年に1回か2回しか開かないし。

金庫にしまって、そのまんま。来年まで開かないよ(*’ω’*)

という状態になっていませんか??それはちょっともったいないです。

 

確かに、決算書自体は前年の数字なので、古い数字ではあるのです。

しかしながら、この「前年の数字」からでもいろんなことが読み取れます。

例えば・・

① 業績を確認できる!

「いや、それは当たりまえでしょ!」

とか

「だいたい感覚でわかるから!」

という方もいらっしゃると思います。さらに、

「そもそも数字の読み方がわからないし!」

という方もあるかもしれません。でもでも、諦めないで眺めていると、

「あ、これが売り上げの数字か~。」とか

「あ、じゃあココが利益の数字ね!」

とかいう事がうっすらとわかってきます。まずはココからです(*’ω’*)

儲かってるか、儲かっていないか。

このほか、前年と比べて売上や仕入が増えているか、いないか。

粗利が変わっていないか(粗利が変わった理由を把握できているか)。

固定費でも、去年と変わっているものは無いか。

年間通じて、いらなかった経費は無いか。

借入の返済がある場合は、返済をするだけの利益を出せているか。

などなど、この他にもたくさん読み取れることがあります。

また、感覚としては「ま、今年はトントンくらいだな。」と思っていても、決算書を見ると「あれ?思ったより赤になってる!」とか「現金足りなくてマイナスかと思ってたけど、かなり黒字になってる!なんで!?」

なんていうこともあります。何年も社長業をしていても、どうしても感覚とのズレは出てくると思います。

このズレを放置してしまうと、最終的に「予期せぬ黒字で(うれしいけど・・)納税資金が準備できない!」とか「赤字で借入申し込みできないかも・・」とかいう事が起きかねません。このズレをなくすためにも、先に出てきた月次決算は役に立ちます。常に「頭の中の数字」と「現実の数字」のすり合わせができる状態です。

この様にして、現時点での数字を正しく把握することで、次の「経営方針を立てる」ための準備をすることができます。

 

②経営方針を立てるための材料になる

「来期はこっちの業種にチャレンジしてみよう!」

とか

「今までやって来たこの仕事、来年は規模を縮小した方が良いのだろうか・・。」

と思ったときに、その判断の材料とすることができます。

決算書も、前年のものだけではなく、3年から5年。もしくはもっと昔のモノも見返してみます。すると、売上自体がここ数年のところでどう動いているのか、原価や人件費などの比率などの変化も分析することができます。

その状況を見て、経営者は「続けたらいいのか。」「縮小した方が良いのか」もしくは「もっと力を入れた方が良いのか。」などの方針を決めることができます。

実際に現場に出ていると、肌で感じるところで「もっといける」とか「そろそろ危ないかも?」などという感覚はあるかと思いますが、決算書はその「感覚」を裏付ける材料となり得ます。ぜひ、決算書をよく読み解いて、経営の指標として使える様に頑張りましょう(*’ω’*)

③予算を立てる材料になる

予算、立てていますか??

「決算まではやってるけど、予算はやってないや~(*’ω’*)」

とか

「予算まで会計事務所にやってもらってるわ~。」

という方もいらっしゃるかと思います。

決算書が出来上がったら、ぜひ予算書も作ってしまいましょう(*’ω’*)!せっかくですし!

「決算書」とか「予算書」とか、難しそうだし、面倒!と思われるかもしれませんが・・要は、予算書の着地点は

『このくらいの利益を残したい!』

と目標を定める所です。

社長1人だけの会社だから~(´・ω・`)!

という方でも

「毎月30万のお給料とって、5万くらいは利益残したいな!」

と思った瞬間、

「じゃぁ逆算して・・お給料を含めての固定費が1,000,000円かかって、粗利が40%くらいだから・・」

というデータが決算書から分かっていれば、

「じゃぁ5万の利益を残すには・・粗利益が1,050,000円欲しいってことだから・・40%で割って、売り上げが2,625,000円必要ってことか~!」

ということになります。

「毎月、いくら売上上がるか分からないけど、とりあえず頑張って売って、そこから何とかやりくりして・・まず頑張ろう!」

というのと、

「毎月2,625,000円の売上欲しいから、その為にはこことココに営業かけて~・・」

というのでは、やるべき仕事の内容が全然違いますね。具体的に何をやったら良いのかが変わってきます。

売上の他にも、経費面でも

「ココの経費はちょっと抑えめにいこう。」

とか

「この経費は、毎月2万までに抑える様に気を付けよう!」

とか

「ここを削って、その分今年は広告にお金かけよう!」

という具体的な見通しがつくようになります。

会計事務所でも、決算が終わった際に

「去年と比べると、車両の経費が増えてますね。」

とか

「ここ数年でこの部門の売り上げが下がっています。」

などという解説はしてもらえると思うのですが、その言葉を受けて

「よし、じゃぁ来年はこの方針に変えよう!」

とか

「あぁ、変化の理由はアレだな・・。これは気にしなくていい。それよりもこの経費が上がったのは予想外だったな、これは今年気を付けよう!」

という決定は、経営者にしかできないことです。

この判断をするためにも、ぜひ予算書を役立ててほしいと思うのです。

 

まとめ

以上、決算について「なんのためにやるの??」という事を重点に考えてみましたが、いかがだったでしょうか?

経営者の方、事務方、会計事務所と・・多くの人の手によって仕上がる決算書ですが、活用方法もまた様々です。ネットで「決算書」とか「目的」とかイロイロと検索しますと、いろいろと結果が出てきますね。

それこそ、銀行に提出するのも、税務署に提出するのも目的の一つではあるのですが、ぜひとも「自分で事業の業績を確認して、経営判断をするためのツール」として、決算書を活用してみてくださいね(‘ω’)ノ

 


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